新生児期の赤ちゃんへの働きかけにモービルがとても有効だって知っていましたか?
知育に励むママ、パパでも新生児期のベッドで横になる赤ちゃんへの働きかけは忘れがちに・・・
モンテッソーリのモービルでは、赤ちゃんの視力の発達に合わせて段階的に複数のモービルが用意されているんです!
この記事ではそんな赤ちゃんに最適なモービルの効果と発達に合わせたモンテッソーリモービルをまとめてご紹介します!
モービルの効果
赤ちゃん用品を取り扱うお店でもよく見かけるくるくると回ったり音が鳴るベッドに取り付けるおもちゃ。
ただ、このおもちゃカラフルだったり音が鳴ったり、赤ちゃんが「焦点を合わせる」ことや「追視の訓練をする」ことには少し装飾が多かったりします。
まだ上手く焦点を合わせることができない時期から追視の訓練をする時期など視力の発達段階にピッタリ合ったモービルで赤ちゃんの視覚の発達を促していくのがモンテッソーリのモービルの特徴です。
目を動かすことも立派な育脳
知育では、指先を洗練させることが賢い子を育てることは良く言われていることですが、
目を使うことも育脳につながります。
新生児期の横になっている時間がほとんどの赤ちゃんにモビールでの刺激はとても効果的なんですね。
生後すぐから生後3か月の赤ちゃんに
ムナリモビール

ブルーノ・ムナーリという方がデザインした、白黒の幾何図形を使用したモビール。
生まれたばかりの赤ちゃんの視力では、まだ色を見分けることはできず、ほぼ白黒の世界にいると言われています。
きちんと焦点を合わせて見える範囲も20~50cm程度と近くのみ。
このムナリモビールは、そんな新生児期の赤ちゃんの視力にピッタリ合った、白と黒のコントラストがはっきりとしたモビール!
このモビールを赤ちゃんの目線から30㎝ほどの位置が目の焦点が合わせやすく、顔の真上ではなくやや胸側に吊るしてあげるとちょうど見やすい角度になります。
さらに風でゆっくりと動く動きがのちに追視の訓練にもなっていきます。
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生後2か月~3か月ごろの赤ちゃんに
八面体モビール
赤、青、黄色の三色の八面体を使用したモビール

光沢素材で作られており、動きに合わせてキラキラ光る様が美しいモビールです。
ムナリモビールの次に使うことで白黒で平面の世界から、立体と三原色の世界へと赤ちゃんの興味が成長していきます。
「赤ちゃんには世界がどうみえるか」という本で著者のダニフ・マウラ氏は、赤ちゃんの視力は生後数週間で赤・黄色・オレンジ・緑を認識できるようになるとの調査結果を記しています。
さらに、生後4か月後には大人と同じ色彩感覚を得られ、上記の色の区別ができるようになるそう。
見分けやすい色の傾向としては原色に近い高彩度の色を好む傾向にあるようです。
そんな赤ちゃんの視力の発達に合わせ、このモビールでは色の基本の三原色赤と青と黄色が用いられています。
また、光沢紙を使用しきらりと光ることで、赤ちゃんの興味を惹くようになっています!
ムナリモビール同様、赤ちゃんの目線から30㎝程度の場所に吊るして使います。
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生後3か月~5か月ごろの赤ちゃんに
ダンサーモビール

赤ちゃんの広範囲の追視を促すために八面体モビールよりもさらに見る範囲が大きくなったダンスをする人の形をしたモビール!
黒を基準にキラキラのホログラムを一部に使用することではっきりとしたコントラストを出すことができます。
全部をキラキラのホログラムで作成する人もおり、形や色に細かい決まりはないようです。
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生後2、3か月~5、6か月ごろの赤ちゃんに
ゴッビモビール

濃い色から薄い色へ徐々にグラデーションにすることで赤ちゃんの色彩感覚に働きかけます!
吊るす長さは濃いものが長く、薄いものを短く吊るすことで濃い色のものは重く、薄い色のものは軽いという感覚も身に着けることができるようです。
グラデーションにする基本の色は特に決まりはなく、赤でも青でも紫でもオレンジでもOKです。
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まとめ
モンテッソーリのモビールは視力の発達に必要な要素だけを取り入れたとてもシンプルなデザインのものですべて手作りが可能です!
モビールは吊るすおもちゃなので落ちた場合に危険もありますが、このモビールは紙などの軽いもので作ることが可能なのも特徴の一つです。
販売もされているようですが、どれも使用期間はあまり長くなく、コスト的にも作ったほうが安いので時間があれば作ってみることをおすすめします!
材料も100均などで簡単に手に入りますよ。
ぜひ参考にしてみてください。