新生児の視覚の発達にいいとされているモビールですが、
モンテッソーリ式のモビールには赤ちゃんの視覚の発達にあった適したモビールがあります!
新生児の視力の発達と時期にあったモンテッソーリ流のモビールについてのまとめはこちら
白黒ムナリモビール
生まれてすぐの生後0か月~生後2、3カ月の白黒くらいしか色の違いもはっきりとわからない赤ちゃん向けの白と黒で作ったコントラストのはっきりとしたモビール!
このムナリモビールは、考案したデザイナーのブルーノ・ムナーリさんの名前から名付けられています。
公式で、形や大きさ、吊るす紐の長さまで指定されています。
作ってみた
材料
- 型紙・・・こちらからダウンロードできます
- 厚紙
- 木の棒(針金などでも可)・・・21㎝、35㎝、42㎝の3本必要です。
- 白い糸やテグス(吊るせる白い糸なら何でも)・・・私は縫い糸とタコ糸2種類使用しました。
- 直径8㎝のガラス玉(今回はプラスチック製の8㎝玉を使用しました)
- のり、ハサミ、カッター、キリ、接着剤など
作り方
1.印刷した型紙をカットする
型紙を印刷し、カットします!
2.片面ずつ厚紙に貼り切り抜く
カットした型紙のそれぞれの形の片面だけを厚紙に貼りつけます。
貼り付けた型紙に沿って厚紙ごと切り取りとってしまいます。
3.厚紙の裏に同じ形の型紙を貼る
厚紙の裏側にのりで残りの型紙を貼っていきます。
4.糸を通す部分に穴をあける
糸が通せるように上部にキリなどで穴をあけます。
5.木の棒を準備する
今回は、ホームセンターで購入した1袋100円ちょっとの竹材を使用しました。
上から
- 21㎝
- 35㎝
- 42㎝
カットしたい部分をカッターやハサミで印をつけると手で簡単に折れます。
もちろん、やすりでもきれいになります!
6.糸を通して、竹材に縛っていく
結ぶ糸の長さは上の図のように公式に決まっています!
さらに各パーツは端から2㎝の位置に縛るように決められているそうです。
私はバランスを見て吊るしましたが原案だと5㎝の紐は竹材の中央で結び、モビール自体は傾いていてもいいような感じでした。
私は壊れるのが嫌なのでバランス重視で吊るしました!
7.接着剤で固定
最後にやってもやらなくてもどちらでもいいのですが、余裕があれば結び目を竹材ごと接着剤で固定します。
吊るし方
生後間もない新生児はまだ焦点を合わせられる距離が近いため、
赤ちゃんの目から20~30㎝の高さで位置は顔の真上ではなくやや胸側に吊るすのが見やすいようです!
実際の様子
1か月ごろ。よく見ています。
モビールにふぅーと風を送って動かすと目で追いかけますよ(追視)
あまり早く動かすと見えなくなって不思議がったりしている気がします。
まとめ
ちなみに、ほかの白黒のモビールなら何でもいいのでは?とも思ったのですが、
私が調べた限りでは、ムナリモビールは
- 空気の流れでゆったり動く設計で追視の訓練に最適
- ガラス玉の光の反射が興味を引く
- 対称性の模様が新生児の興味を引く
- 幾何図形で物の認識の基本を身に着ける
こういった理由で新生児期に最も適しているのだと思います。
一見手間そうにも見えますが、材料をそろえてしまえばすぐ作れるので
ぜひ手作りしてみてください!
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